足し算や引き算、かけ算や割り算などの基本的な計算がスムーズにできるようになります。

学校の算数の授業で計算問題が出てきたときにそろばんを習っている子どもは早く正確に答えを出せるようになります。
そろばんを繰り返し練習することで、数字への理解が深まり、電卓やコンピュータに頼らずに自分の力で解けるようになるため、学ぶこと自体が楽しく感じられます。また、計算が速くなると、テストや宿題の時間短縮にもつながり、勉強全体に対する自信も持てるようになります。

そろばんの大きな特徴のひとつが「暗算」です。そろばんを使って計算するうちに、頭の中で玉を動かすイメージができるようになり、道具を使わずに計算ができるようになります。
これが暗算力を飛躍的に向上させ、買い物にときや日常生活のさまざまな場面でも役立ちます。たとえば、商品をいくつか選んだときに、合計金額を素早く暗算できるようになるなど、実生活でもとても便利です。暗算が得意になると、数字を扱う仕事や作業にも強くなり、将来にも大いに役立ちます。

そろばんは、しっかり計算に集中しないと間違いが生じやすいツールです。そのため、そろばんを練習していると自然と集中力が鍛えられます。計算を間違えないように気を配りながら進めるため、注意力や持続的に物事に取り組む力が身につきます。この集中力はそろばんだけでなく、学校での勉強や習い事、さらには日常生活でも役に立ちます。
集中することができると、物事をより深く理解しやすくなり、学習効果も高まります。
また、集中して物事に取り組む姿勢は、大人になってからの仕事や生活にも大きなメリットとなります。

そろばんで難しい問題に挑戦し、それを解けるようになることで、子どもたちは達成感を味わいます。この達成感は自信につながり、次の課題にも積極的に挑む意欲を引き出します。そろばんでは、計算できるようになるまで繰り返し練習を行うことが求められるため、自然と「やり遂げる力」が身につきます。子どもたちは、そろばんで培った「粘り強さ」を他の勉強や習い事にも応用し、困難なことにも挑戦し続けることができるようになります。
これが成功体験となり、自己肯定感の向上にもつながります。